小金沢昇司 全曲集 2011

小金沢昇司 小金沢昇司 全曲集 2011歌詞
1.神楽坂

作詞:石森ひろゆき
作曲:小田純平

毘沙門天の おみくじを
坂の途中で 引いたのは
待ち人はもう いないけど
恋の証しを 結ぶだけ

お世話になった 店に寄り
挨拶済ませ 坂道を
鞄ひとつで 下りてゆく
何年過ぎた 夏の雲

故郷(ふるさと)遠く 家を出て
見よう見まねに 働いた
泣いて 泣いて 泣き濡れて
この身を燃やした 神楽坂
泣いて 泣いて 泣き抜いた
不器用なりの 泣き方で

打ち水したて 石畳
路地の影から あの人が
いまでも逢える そんな気が
それがつらくて 街を出る

毘沙門天の おみくじに
恋の行方を 聞いてみた
誰か哀しむ 恋よりは
ひとりで泣くと 決めたのに

何か忘れて いるのでしょう
何をおきざり するのでしょう
泣いて 泣いて 泣き濡れて
静かに見ている 神楽坂
泣いて 泣いて 泣き抜いた
大人になったと 思えれば

泣いて 泣いて 泣き濡れて
この身燃やした 神楽坂
泣いて 泣いて 泣き抜いた
不器用なりの 泣き方で


2.ひとひらの雪

作詞:麻こよみ
作曲:加藤将貫

心細さにひとり 空を見上げれば
涙曇りか 胸が凍りつく
ひとひら ふたひら 小雪ちらちら
ひと月 ふた月 春待つ女...
抱いてください 震える肩を
逢いたい 逢いたい あなたに逢いたい

あの日別れの朝に くれたこの指輪
愛の証(あかし)と 今も信じたい
ひとすじ ふたすじ 風がひゅるひゅる
ひと雪 ふた雪 哀しみ積もる...
あなた教えて 帰らぬ理由(わけ)を
寂(さみ)しい 寂(さみ)しい ひとりが寂(さみ)しい

たとえこの身が白い 雪に埋もれても
あなた待ちます 北のこの町で
ひとつぶ ふたつぶ 涙ほろほろ
ひと月 ふた月 春まだ遠い...
抱いてください 一途な心
恋しい 恋しい あなたが恋しい


3.もう一度札幌

作詞:麻こよみ
作曲:加藤将貫

まるであなたを隠すよに 雪が降りしきる
胸に浮かべる 面影よ…
札幌 あなたとふたり 出逢ったあの日
札幌 あなたとふたり 暮らした月日
優しさに もう一度 逢いたくて
たずねて 来ました 北の街

止めるあなたを振り切って 雪の降る夜に
無理に別れた 並木道…
札幌 離れてひとり あなたが恋し
札幌 離れてひとり 淋しさつのる
すぐそばの 幸せに 気づかずに
こぼれる せつなさ 揺れる街

もしもあなたが幸せに 暮らすその時は
そっと見るだけ 遠くから…
札幌 あなたにきっと 逢えるでしょうか
札幌 あなたにきっと 逢わせて欲しい
あの胸に もう一度 戻りたい
涙に 震える 北の街


4.男のひとりごと

作詞:麻こよみ
作曲:徳久広司

薄い扉の 小さな酒場
ここだけポツンと 昔のままで
一番奥の とまり木に
おまえが今も 待つようで...
ゆらゆらと ゆらゆらと 面影が
甘くせつなく 揺れる夜

そっとおまえの 思い出浮かべ
グラスを揺らせば こぼれるつらさ
潤んだ瞳 長い髪
幸せならば いいけれど...
ゆらゆらと ゆらゆらと 店灯り
酒の苦さに 泣ける夜

雨がそぼ降る 夜更けの街を
肩寄せ歩いた 別れのあの日
すべてを捨てて ふたりして
出直す道も あったのに...
ゆらゆらと ゆらゆらと 酔いながら
胸に寂しさ しみる夜


5.言い出せなくて

作詞:麻こよみ
作曲:近江たかひこ

俺の心を 知ってるように
言葉少なに おまえは目を伏せる
別れ話を 切り出せないで
最後の煙草に 火をつける…
夜霧に 濡れてる 長い髪
せつなさが せつなさが 静かに揺れる

夢を今でも 捨てられなくて
いつもおまえを 寂(さみ)しくさせたよね
二人このまま 続けていても
幸せやれない 俺なのさ…
涙に 震える 細い肩
いとしさが いとしさが かすかに揺れる

心変わりの 訳ではないさ
好きだからこそ 別れる恋もある
詫びる言葉も 素直に言えず
胸に広がる ほろにがさ…
夜霧に 消え行く うしろ影
ため息が ため息が 静かに揺れる


6.二人の合言葉

作詞:木下龍太郎
作曲:大谷明裕

誰より素敵な 横顔を
なみだで汚しちゃ いけないよ
最後の夜は 飛び切りの
笑顔を見せて くれないか
必ず逢える また逢える
それが二人の 二人の合言葉(キーワード) そうさ

離れていたって 切れるほど
こころの絆(きずな)は 細くない
時間を決めて しあわせを
それぞれ祈り 合わないか
必ず逢える また逢える
それが二人の 二人の合言葉(キーワード) そうさ

信じて待ったら いつの日か
解(ほど)いた手と手を 結ぶ日も
二つに分けた 想い出を
支えに生きて 行かないか
必ず逢える また逢える
それが二人の 二人の合言葉(キーワード) そうさ


7.北都物語

作詞:木下龍太郎
作曲:弦哲也

あれから何年 経つのだろうか
君と別れた あの日から
ひとり北国 訪ねれば
再び燃える 恋ごころ
嫁いでいるのか しあわせか
アカシアの花に 花に訊きたい

どうしてさよなら したのだろうか
忘れられずに いるくせに
いつも若さと 言うものは
明日に悔いを 残すもの
あの日の二人に 戻れたら
アカシアの径で 径で逢いたい

逢わずに行くのが いいのだろうか
君が不幸で なかったら
恋の北国 この町は
想い出だけの 町でいい
グラスに花びら 受けながら
アカシアの酒に 酒に酔いたい


8.湾岸ホテル


9.北の三代目

作詞:荒木とよひさ
作曲:浜圭介

沖の波間に 夕陽が沈みゃ
あすも大漁の まわし酒
おやじ三味(しゃみ)弾きゃ 爺(じ)さまがうたう
ヤーレン ソーラン かもめ唄
海で生まれりゃ 陸(おか)には住めぬ
熱い血を引く 三代目
やっと 男が 見えてきた
やっと 魚が 見えてきた

あばれ海峡に 命を晒(さら)しゃ
女房 子供が 守り神
おやじ舵取りゃ 爺さまがほえる
ヤーレン ソーラン 大漁旗(たいりょばた)
ゴムの合羽(かっぱ)で 一番網を
ここが勝負の 三代目
やっと 男が 見えてきた
やっと 魚が 見えてきた

海で生まれりゃ 陸には住めぬ
熱い血を引く 三代目
やっと 男が 見えてきた
やっと 魚が 見えてきた
やっと 男が 見えてきた
やっと 魚が 見えてきた


10.南部酒

作詞:荒木とよひさ
作曲:浜圭介

酒を飲むなら 肴(さかな)はいらぬ
茶わん ひとつが あればいい
地酒一本 右手において
畳一枚 あればいい
酔えば 南部の牛追い歌か
そろり そろりと また夢ん中
惚れた女は かすりの着物
ひざの枕がヨ あればいい

しぐれ雨なら 瞼(まぶた)を閉じて
故郷(くに)に おふくろ あればいい
胸が痛けりゃ 両手を合わせ
熱い涙が あればいい
酔えば 南部の牛追い歌か
そろり そろりと また夢ん中
二合三合じゃ まだガキの酒
懐(むね)のかたまりヨ 溶かすまで

酒を飲むなら 肴(さかな)はいらぬ
茶わん ひとつが あればいい
地酒一本 右手において
畳一枚 あればいい


11.俺が悪かった


12.男の灯り

作詞:坂口照幸
作曲:北原じゅん

男に生まれて 夢追いかけて
これまで苦労を かけてきた
すまないね すまないね おまえすまないね
涙が流れる 今日からふたり
ここが ここが宿り木 もう離さない

女の夢さえ 口にも出さず
おまえは黙って ついてきた
すまないね すまないね おまえすまないね
一生かけても この借りだけは
返し 返したいのさ 一途なおまえ

遅れた春ほど いたわり合える
おまえと越える 水たまり
すまないね すまないね おまえすまないね
この世の涯までおまえとふたり
生きて 生きてゆこうよ 命のかぎり


13.おまえだけ

作詞:吉田旺
作曲:弦哲也

私のぶんまで その夢追いかけて
傍(そば)に居ちゃ あなたの重荷よと
無理に 微笑(わら)うやつ
おまえが泣きを みなければ
咲かない夢なら 枯れりゃいい
道連れは おまえだけ
この世の果てまで

どうしてあとから 生まれてきたのよと
年の差を気にして 又ひとつ
吐息 もらすやつ
おまえのそんな 仕草さえ
まもってやりたい この俺さ
道連れは おまえだけ
この世の果てまで

世間が遠くに 遠くに見える日は
なにげなく季節の 花一輪
部屋に飾るやつ
必ずくるさ ふたりにも
まぶしい陽の射す春の日が
道連れは おまえだけ
この世の果てまで


14.惚れちまったよ

作詞:仁井谷俊也
作曲:大谷明裕

檸檬(レモン)の輪切り グラスに浮かべ
わざとうす目の 水割りつくる
こんな都会の 片隅で
やっと見つけた 可愛い花さ
好きさ…好きさ…好きだよ 惚れちまったよ
どこか寂(さみ)しい 横顔に

倖せうすい 身の上なのと
そっと運命線(てのひら) 見つめて泣いた
何があったか 知らないが
ほっておけない 世間にひとり
好きさ…好きさ…好きだよ 惚れちまったよ
ふたり暮らそう この街で

お酒に酔って 無邪気に微笑(わら)う
そんなお前に やすらぎ知った
恥ずかしいから 見ないでと
素顔かくして 甘える仕草
好きさ…好きさ…好きだよ 惚れちまったよ
二度とお前を 離さない


15.大人達のストリート

作詞:伊藤美和
作曲:小田純平

電車の窓から 見下ろせば
今夜も人で あふれてる
長い一日 戦った
スーツ姿の 戦士たち
初めて会った者同士
同じ歌声楽しめば
名前も顔も 知らなくたって
袖すり合うも 他生の縁か…
新橋駅前19時は 風も歌う
大人達の ストリート

飲み屋の灯りに 誘われて
今夜も人が 繰り出した
飲んで騒いで また飲んで
明日の元気を 呼んで来る
初めて会った者同士
同じメロディー口ずさみ
手拍子合わせ リズムをとれば
肩書きなんか 関係ないさ…
SL広場の19時は 星も見てる
大人達の ストリート

初めて会った者同士
同じ歌声楽しめば
名前も顔も 知らなくたって
袖すり合うも 他生の縁か…
新橋駅前19時は 風も歌う
大人達の ストリート

SL広場の19時は 星も見てる
大人達の ストリート
大人達の ストリート


16.ありがとう…感謝(オリジナル'09 New Ver.)